女性にとって妊娠や出産は身体にさまざまな変化をもたらすものです。それは髪の毛に関しても例外ではありません。

出産後、急に髪の毛にハリやツヤが無くなったと感じる方は少なくないと思います。ここでは、産後に髪質が変化する理由とその対策について紹介していきます。

 

【髪質はホルモンバランスで変化する】

妊娠中はエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが多く分泌されます。これにより、本来抜け落ちるはずの髪の毛もそのまま成長し続けるという現象が発生します。

また、妊娠中は胎児に栄養分を行きわたらせるため、その他の器官は受け取る栄養分が少なくなる傾向にあります。これにより妊娠中の髪の毛の質は低下することになります。

産後に関してはエストロゲンの分泌量が減少し、成長し続けていた髪の毛が急激に抜け落ちることになります。

妊娠中の髪質の低下が産後にも影響を及ぼす他、急に髪の毛が抜け落ちることによるストレスが髪質をさらに低下させることにもつながっています。

しかし、これは妊娠、出産を経験すれば多かれ少なかれ誰も生じるものです。過度に心配する必要はないということを頭に入れておく必要があります。

 

【髪質を低下させないためにできること】

もちろん髪質を低下させないために自分でできることはあります。ここでは3つの方法を挙げていきます。

 

・頭皮の血行を促進させる
髪質が低下するのは髪へ栄養素が行きわたらないためです。頭皮のマッサージを行うことで血行を促進し、髪の毛への栄養をうまく伝えることにつながります。

 

・食生活に気を遣う
産後は女性ホルモンのバランスが乱れる傾向にあり、これをきちんと整える必要があります。食物でもこれを補うことができ、中でも大豆イソフラボンは女性ホルモンの働きを助けてくれます。

 

・シャンプーを変えてみる
産後の身体の変化で自分に合うシャンプーが変わっているかもしれません。
皮脂の分泌量が多くなったと感じたら洗浄力の強いものを選ぶことが大切です。

髪のダメージ

髪の毛は紫外線から私たちの肌を守るために必要なものです。しかし、いくら髪の毛でも紫外線によりダメージを受けると髪質が低下する可能性があります。ここでは紫外線が髪の毛や頭皮に与える影響について紹介していきます。

 

【光老化がもたらす影響】

髪の毛が紫外線を浴びると起こる現象の一つに光老化と呼ばれるものがあります。これは、髪の毛が光の具合によって白っぽく見えてしまう症状のことを指します。髪の毛が紫外線を直接浴びてしまうと髪の毛を構成する中のメラニン色素を分解します。このメラニン色素は髪の毛の黒色を構成するのに必要なもので、これが抜けると茶色がかった髪の色となってしまいます。

また紫外線は髪の毛を構成するタンパク質であるシステインにも影響を及ぼします。タンパク質は物質を結合するために必要で、これがダメージを受けると髪の毛が不自然な場所で切れてしまいます。これによって切れ毛や枝毛が見られるようになります。

 

【地肌へのダメージも忘れてはいけない】

髪の毛のダメージは髪質やパサつきなどで察知することができますが、地肌のダメージはなかなか察知するのが難しい部分です。髪の毛の成長は地肌の健康も大きく関係しているため、ケアを怠ってはいけません。

地肌が髪の毛の成長に関係している理由として、地肌には毛母細胞と呼ばれる髪の毛を作る基があります。紫外線のダメージにより、毛母細胞がうまく働かなくなると髪の毛がうまく成長しなくなり、髪質に影響を及ぼしてしまいます。

髪の毛も地肌も紫外線からはきちんと守らなければなりません。帽子を被ったり、直射日光を避けるなどしてできるだけ努力することが必要になります。

たかが紫外線と考えているかもしれませんが、基本的に髪の毛は一度傷むと元に戻りません。美しい髪の毛を維持するためには日頃からダメージを気にすることが大切となります。

髪のダメージ

日々の生活と髪の毛の質には大きな関係があります。毎日不摂生な生活を行っていれば髪の毛も次第に悪い方向へ向かっていきます。ここではその中でもストレスによる髪の毛への影響について紹介していきます。

 

【ストレスは血流を悪くさせる】

ストレスを強く感じると、人間は自律神経のバランスが崩れ、血流を悪くさせます。髪の毛は頭皮にある毛細血管から栄養素を受け取ることによって成長しているため、血流の悪化は髪の毛の栄養不足につながります。これにより髪の毛に栄養分が行きわたらないと髪の毛が細くなったり、抜け毛が生じたりします。

髪の毛の生育に必要な成分は主に亜鉛です。ストレスを感じるとこの亜鉛は大量に消費されることになり、髪の毛へ供給する亜鉛が不足します。

また、抜け毛の要因の一つに男性ホルモンがあります。女性であっても男性ホルモンは持っていて、ストレスを多く抱えると女性ホルモンが乱れて男性ホルモンの割合が大きくなります。これによって女性でも脱毛症などに悩まされるケースはあるものです。

 

【まずはストレスを溜めないことが大切】

ストレスによる髪質低下を防ぐためには、まずストレスを解消することが一番です。

ストレスの解消法はたくさんあり、また人によって異なってきます。適度な運動を行ったり、趣味に興じること、マッサージを受ける等、自分がリラックスすることのできることを実践してみてください。

生活する上でストレスを溜めないというのは無理があると思います。ですから、ストレスを発散する機会を必ず設けることで髪の毛の環境を守ることが可能になります。

もしも症状が改善されない場合は医師に相談してみることも一つの手です。ストレスは髪の毛だけでなく身体に大きな影響を及ぼすためです。

髪の毛は日々生まれ変わるもので、髪質が悪化してもあきらめることはありません。しっかりとケアしていけば再び美しい髪の毛に戻すことは可能です。

抜け毛